クリームの絞り袋の代用品にビニール袋は使える？
料理をしていて、絞り袋がないとき、皆さんもビニール袋で対応できないかと考えたことがあるでしょう。
たった少量のクリームを絞り出すだけで新しい絞り袋を用意するのは大変ですよね！
そんなときに便利なのが、ビニール袋やラップ、ジップロックなどを使った絞り袋の代用法です。
ただし、ビニール袋は脆いため、破れないように適切な絞り方を行うためのアドバイスをここでご紹介します！
ビニール袋を絞り袋代わりに使う際の耐久性向上のテクニック
ビニール袋は、市販の絞り袋と比較すると耐久性に劣り、絞り出す過程で破れてしまうことが多々あります。
今回は、ビニール袋でクリームをスムーズに絞り出すため、破れずに済むコツをご紹介します。
ビニール袋を破け辛くするためのアイデアは以下の通りです。
- ビニール袋を二枚重ねにする
- クッキングシートやラップと一緒に使用して補強する
- 通常よりもやわらかい状態のクリームを使用する
薄めのビニール袋は、二重に使用することで強度を上げることが可能です。
また、ビニール袋の中にクッキングシートやラップを入れて二重にすると、さらに耐久性を高めることができます。
さらに、クリームを事前にラップで包んでからビニール袋に入れると、絞り袋内にセットしやすいです。
また、普通の固さのクリームを使うと詰まる可能性があり、口金が外れることや、ビニールと口金の隙間からクリームが飛び出してしまうことがあるため、普段よりもクリームをやわらかくしておくことをお勧めします。
ビニール袋が適していない場合は？
ビニール袋は薄い素材のため、どんなに注意して取り扱っても破れてしまうことがあります。
そこで、ビニール袋以外にも絞り袋として使用できる代替品が存在しますので、その詳細を検討していきましょう。
ジップ付きの保存袋
ジップ付きの保存袋は、頑丈な素材を使用しているため破れる心配はありません。
そのため、安心して絞り出す作業が可能です。
使用方法は非常に簡単で、保存袋の一角にクリームを注入し、次に保存袋の口を閉じます。
袋の一角を絞り袋の口部分として切り取ることで使用できるようになります。
この頑丈な素材は、やや固めの生クリームや絞りクッキー、シュー生地、チュロスなどの作成にも適応できます。
ラップ、クッキングシート
先ほどはビニール袋の強化にラップを使用していましたが、このラップだけでも絞り袋の代わりになります。
まず初めに、使用する材料の量に合わせてラップを切ります（握りやすさを考えると、手元の部分は少し長めにしておくとオススメです）。
次に、ラップの中央にクリームなどを置きます。
それをラップで包むようにして、上から下に折りたたみます。
そして、絞り袋と同様にラップを円錐形に巻きます。
巻き上げたら、握る部分（円錐の底部）の端をねじっておきます。
これにより、クリームが上部から出てくるのを防ぐとともに、絞り出しもスムーズに行えます。
最後に、円錐の先端部分を切って、クリームの出口を作れば完成です。
クッキングシートで絞り出す時も、同じ手順を用いて作業することができます。
クッキングシートは、アイシングやチョコレートペンの代わりとしても使うことができ、細かい作業には非常に便利です。
ただし、ラップは素材が薄いため、柔らかめのクリームの使用が適しています。
力強く押し出す場合や、硬めのクリームを使う際には、ラップの絞り口から裂けてしまう可能性があるので、注意が必要です。
空のマヨネーズボトル
空のマヨネーズボトルは、手軽な絞り袋として利用できます。
出口の形状がすでに星形に形成されているため、口金を追加する必要がなく、ボトルの素材が頑丈なため、破ける心配もありません。
使い方はとても簡単で、マヨネーズを使い切った後にボトルをきちんと洗い、絞り出したい材料（例えばクリームなど）を詰めるだけです。
マヨネーズボトルは非常に丈夫なので、クリームだけでなく、ドーナツのように固めの生地も絞り出せます。
さらに、空のマヨネーズボトルに生クリームと砂糖を入れて振り回すだけで、ふんわりとしたホイップクリームができ上がります。
同じボトルでデコレーションも可能なので一石二鳥です！
また、レモン汁を加えるとさらに簡単に泡立つようです。これは非常に便利なアイディアですね。
マヨネーズボトルだけでなく、空のケチャップボトルも絞り袋代わりに使えます。
マヨネーズやケチャップのボトルが空になったら、予備の絞り袋として取っておくと便利ですよ。
ビニール袋を絞り袋代わりに使う時の口金の扱いについて
絞り袋を利用する際、材料や目的によって口金の使用が必要になることもあります。
例えば、アイシングクッキーのように絞り口が小さくても十分な場合、使用する材料を少し入れて、絞り口を細く切ると便利です。
材料の量は、手のひらサイズ程度が絞りやすいです。
一方、生クリームやシューの生地、ドーナツの生地、絞りクッキーやモンブラン、マカロンのクリームなどを絞る場合は、口金があると美しく仕上がります。
しかし、ビニール袋に口金を入れて絞ると、口金を装着している穴が広がりすぎ、口金が外れてしまったり、ビニール袋と口金の間からクリームが漏れてしまうことがあります。
そんな時は、絞り口にセロハンテープを巻くと良いですよ。
これで少し硬いドーナツの生地なども絞ることができ、強化できます。
ビニール袋を絞り袋にすることは可能！
絞り袋の代わりにビニール袋を使うとき、「ビニール袋を二枚合わせる」「クッキングシートやラップで強化する」「クリームは少し柔らかめにする」 の3つのコツを使えば、扱いやすさが向上します。
また、ビニール袋に口金を使うときは、絞り口にセロテープを巻くことで補強することが可能です。
ビニール袋だけでなく、ジップロック、ラップ、クッキングシート、空のマヨネーズ容器なども活用できます。
また、クリームを絞り袋に入れるときは、なるべく空気を入れないように気をつけましょう。
空気が入るとクリームが途切れてしまい、きれいな仕上がりになりません。
絞るときは、一定のスピードで絞れば美しい仕上がりになります。
さらに、絞り袋を両手で握って絞ると、体温でクリームが柔らかくなってしまうので、両手で握って絞らないように気を付けてください。
絞り袋がなくても心配いりません、手元にあるものを代用品として使って、素敵なスイーツを作ってみましょう！