白だしの代用にめんつゆはOK?おいしい作り方も解説
白だしを使い切ってしまった、または家に置いていない場合、手軽に手に入るめんつゆで、同じ役割を果たすことはできるでしょうか?
めんつゆは通常、水などで希釈して使いますが、このままでは求める白だしの風味に欠け、濃い味付けになりがちです。
ですので、めんつゆを白だしとして利用するときは、どれくらい薄めるかが、料理の味の決め手になります。
白だしを常備していない家庭も多いので、レシピで白だしの文字を見かけると立ち止まってしまうと言うこともあるのではないでしょうか。
それでも結局は自分のための料理なので、少々味が強くなっても気にせず、思い切ってめんつゆを代わりに使用してしまう、なんてこともありますよね。
白だしをめんつゆで代用する際の正しい希釈方法、さらには他の代替品や手作り白だしのレシピについて、具体的な情報をこちらにまとめてご紹介します。
めんつゆで白だし風味を!適切な希釈方法とは?
もしも白だしが手元にない時は、めんつゆを用いて類似の風味を作り出せます。
実のところ、白だしとめんつゆは、使用する材料や製造過程がほぼ同じで、味わいや成分面で似ていることを意識するとよいでしょう。
ただし、めんつゆはその色合いがやや濃いため、料理の見た目に変化が生じることがありますが、見た目の変化に抵抗がなければ、安心してめんつゆを白だしの代わりとして使うことができます。
希釈の割合については過度に心配することは無用ですが、それでも料理の種類に応じて適宜調整が必要になることを覚えておきましょう。
まずは通常の白だし使用量よりもやや少なめにスタートし、試食をして徐々に追加していくとよいでしょう。
加えて、白だしの代替となりうるその他のだしの選択肢についてもご紹介していきます。
白だしの代用に顆粒タイプのだしの素が使える!
食材の自然な風味を大切にしたい、または調味料の色が強すぎるのは避けたいと思っている方には、顆粒タイプのだしの素の使用がおすすめです。
塩、かつおぶしの粉末、うまみ調味料をブレンドしたこのだしの素は、食材の持ち味を引き立てながら、味の調整ができる、どんな料理にもマッチする多目的な調味料として活躍します。
顆粒タイプのだしの素には醤油の成分は含まれていないため、この商品を使用した際には、適宜、少量の醤油や塩を加えることで、白だしのような風味づけが可能になります。
白だしの代用に納豆のたれが使える!
予想外かもしれませんが、納豆用のたれが代替調味料として活躍します!
「納豆のたれって単品で売っているの?」と思われがちですが、オンラインショッピングサイトで見つかるんですよ。
納豆たれには、しょうゆや砂糖、かつおぶしや煮干しが含まれています。
これらは実は白だしを作る際の基本的な原材料と極めて似ています。
そのため、納豆のたれをそのまま料理の味付けに使うことができるのです。
その際には、希釈せず元の濃度で使うことで、料理に絶妙な風味を加えることが推奨されます。
白だしをめんつゆで代用するために、両者の違いを知っておこう
めんつゆを白だしの代わりに使用することはできるのでしょうか、そしてその二つの違いは何でしょうか?
白だしの代替品としてめんつゆを使用する方法もありますが、基本的にはこれらは異なるタイプの調味料です。
その違いについては、いくつかの主要な点で見受けられるため、詳しく調べてみる価値があります。
白だしとめんつゆは醤油の種類が違う
白だしとめんつゆの第一の違いは、使用しているしょうゆの種類です。
一般的に、白だしには白しょうゆや淡口しょうゆが使われ、優しい味わいが特徴です。
一方、めんつゆには色濃い濃口しょうゆが用いられることが多く、その結果、風味が強くなります。
もし手持ちの白だしを切らしてめんつゆで代用したい場合は、めんつゆの量を少なめにして淡口しょうゆを加えることで、白だしから期待される味に近づけることができます。
この方法なら、白だし無しでも美味しい料理を作ることができるので、ぜひお試しを!
白だしとめんつゆは甘さが違う
めんつゆと白だしは甘さの点で違いがあります。
めんつゆにはみりんや砂糖などの甘味料が多く含まれているため、より甘い味がします。
そのため、白だしの代わりにめんつゆを使用すると、いつもよりも甘めの仕上がりになりがちです。
甘さを抑えたい場合には、めんつゆの量を控えめにして、代わりに顆粒のだしや塩を加えると良いでしょう。
これで甘さを調節し、すっきりとした味付けが可能です。
もし甘い味付けを好むなら、めんつゆをそのまま使っても大丈夫ですよ。
白だしの代わりにめんつゆを使うと、風味や味わいにどのくらい影響があるのか
調味料を変更する際は、それが料理の風味や味わいにどのような影響を与えるのかは大事なポイントになります。
例えば、白だしの代わりにめんつゆを使うと、もともとのレシピとは違った仕上がりになるものです。
しかしこれは、代替品を利用するということに付随する自然な結果です。
めんつゆはその名の通り、醤油味が強調されがちであり、特に濃口醤油をベースとしていることから一層濃い味わいが特徴です。
このため、めんつゆを加えることによって、料理全体が味わい深さを増すことが予想されます。
加えて、めんつゆはだしの風味ももたらすので、甘みと組み合わされると、フレーバー豊かな料理に最適です。
風味が濃いめの料理や甘みが特徴の料理には、めんつゆはうってつけの選択肢といえるでしょう。
白だしは一方で、控えめな味わいが魅力で、白醤油や薄口醤油を使用しているので、より繊細で上品な味つけに貢献します。
そして色味も白っぽいことから、食材の自然な色と味を保ちながら料理を楽しむのに最適です。
めんつゆとは異なり、白だしは塩気が前面に出ますが、それにより甘さを抑えたさわやかな料理や、素材の味を引き立てたい料理には最適です。
白だしは家でも作れる
出汁は美味しい料理を作るための要ですが、作るのは時間がかかると思われがちです。
そのためついつい市販の出汁の素を利用する方も多いですよね。
白だしも同様に、作るのは難しいと感じている方が多いことと思います。
しかし、ネット上には手持ちの調味料だけで簡単に白だしを作る方法があります。
それを使えば家でも簡単に白だしが作れるので、料理が一層楽しくなることでしょう。
簡単に作れるレシピには、出汁パックを利用するものや、昆布を使わないものなど、誰でも短時間でできる方法がいくつかあります。
もし手作りの白だし作りに興味があるなら、これらの簡単なアイデアを試してみてはいかがでしょうか。
白だしの代用はめんつゆでもOK!
今回はめんつゆを白だしの代用にできるかどうかと、希釈の割合をどうすればいいかをまとめました。
実は白だしとめんつゆは、使われている成分がかなり似ています。
この点を押さえておくと、めんつゆを白だしの変わりとして使うことにも合点がいくでしょう。
両者にはそれぞれ特色と違いがありますから、素材の旨みを生かしたい時には白だしを選び、甘みを加えたい時にはめんつゆを選びましょう。
この基本的な知識を持って、めんつゆを上手に白だしの代わりとして使用してみてください。